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2005/03/17

Hitch !

 ウィル・スミス主演「最後の恋のはじめ方(原題:Hitch)」の試写会に行ってきました。
 結論から先に言うと、大変面白かったです。粗筋や詳細は本家サイトで、と言いたいところですが、ざっと調べたところ、まだ立ち上がってないようですね。仕方がないので何とか解説してみたいと思います。
 主人公のアレックス・ヒッチ(ウィル・スミス)は、青春時代に初恋で大失敗し、その経験からデート・ドクターという職業を開業します。どういう職業かと申しますと、恋愛アドバイザー(あるいはコンサルタント、あるいはカウンセラー)とでも申しましょうか。具体的には、シャイな依頼人(男性)に対し、片思いの女性へ声をかけるキッカケを作ってあげたり、その後のデートのアドバイスや、自信を失いがちな依頼人の鼓舞まで行います。(アメリカだったら本当にありそうな職業だが、実際はどうなんだろうね。)主人公ヒッチの辣腕ぶりもさることながら、依頼人のアルバート(ケヴィン・ジェームス)のダメぶりがまた愛らしくもあり、二人のドタバタなやりとりは傑作で見所。この恋の成り行きと共に、ヒッチ自身の恋愛の行く末がこの映画の核になるわけですが、これ以上解説すると実際観た時のお楽しみが減ってしまうと思われるので粗筋はここまで。
 さて、感想はと言いますと、主人公はウィルじゃない方がひょっとしたら良かったかもしれません。非常によい演技をしており、当人に落ち度は全く無いのですが、アルバート(依頼者)役があまりにもはまっていたので、ウィルの個性というかオーラがかえって邪魔になってしまったかなぁと。つまり、映画のピントが定まらないとでも言いましょうかね。本来なら主人公の恋愛にわずかでも比重が寄っていればバランスの良い映画になったのでしょうが、脇役のアルバートのエピソードが良過ぎちゃったのは、きっと制作側にも予想外だったのではないでしょうか。じゃ、結局ダメな映画かというと、そんなことは全然無くて、傑作の部類に入るかなぁと個人的には思います。つまり、あえてケチを付けるならというレベルです。
 展開も最近の映画らしくなく、大変ゆったりしたもので、そこも評価したいですね。良くあるでしょ、アクション映画みたいなめまぐるしい展開やカット割りが。それも悪くはないけど、アクションものもストーリーものも何でもかんでもっていう最近の傾向はどうかと思うわけですよ、あわただしくてね。そんななかで、ちょっと古くさいようなこの映画の展開は逆に新鮮でした。

 ハートウォームなコメディ映画が好きな人にはオススメですよ。

PS. 原題の Hitch(ヒッチ)というのも気が利いてますな。まぁ、主人公の名前なんだけれども、“引き寄せる”、“引っかける”という意味ですから、良くとれば「人と人とをつなぐ」となるでしょうし、悪くとれば「人を騙す」って事になりますかね。映画の内容を示唆する良いタイトルだと思います。邦題も好きですね。ただカタカナで“ヒッチ”にするより全然良いですよ。

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コメント

TBアリガトウございます。
しっかし、参りましたね、邦題。
お好き、ですか。ん~~~困ったな。
そうですよね、日本の女性観客は、この邦題だと行くという事なんでしょうね。日本の女性の皆さんはやはりそうなんですか?恋、愛、世界の、会いにいきます、とか、ついてないと映画行かないんですかね。
そうなんですね~と、日本人でありながら納得するしかないんですよね。バッカですよね、内容に触れないで題にこだわってどーする!って言われるかな。
スミマセン~~。
ハート・ウォーミング、そうなんですね。
曇りなく映画館を出る事が出来る映画なのかな。
ケヴィンってふっくらして・・・可笑しい!
また、寄らせてくださいね。

投稿: ツボヤキ | 2005/03/19 16:01

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